比較的簡単に取れる国家資格とは？女性に人気おすすめ10選を紹介

国家資格というと、難しそうなイメージがありますよね。

難関資格に挑戦して、挫折した経験がある人もいるかもしれません。

ただし、簡単だからという理由で資格をとると失敗します。

今回は、「講習だけで取れる資格から、比較的取りやすい難関資格まで」資格をとって失敗したあゆこがご紹介します。

さきに結論をお伝えすると、つぎの資格です。

学習時間	特徴	資格名
講習だけで OK	飲食店を経営したい人むけ	食品衛生責任者
	学校や病院などで必要	防火管理者
30時間～	Web業界唯一の国家検定	Webデザイン技能士3級
40時間～	ガソリンや軽油の取扱いに	危険物取扱者乙種第4類
50時間～	ITエンジニアの登竜門	基本情報技術者
80時間～	家計の専門家 プライベートにも活かせる	FP3級
100時間～	ITの基礎知識	ITパスポート
300時間～	不動産業界で活躍	宅地建物取引士
400時間～	薬局やドラッグストアで活躍	登録販売者
500時間～	独立開業できる	行政書士

とはいえ、

【女性が比較的簡単に取れる国家資格】国家資格は信頼性が高い

資格には、国家資格、国家検定（技能検定）、民間資格の３種類があります。

種類	主催	資格例
国家資格	国	医師・弁護士など
国家検定 （技能検定）	地方公共団体 指定試験機関など	機械加工・FPなど
民間資格	民間の団体や会社	MOS・医療事務など

このうち国家資格とは、つぎのようなもの。

国が認めている資格なので、民間資格にくらべると信頼性が高いんですね。

さらに、専門性が高く、「資格を持っていないとできない仕事」や「職場に1人以上資格保持者がいないといけない」とった決まりがあるので、需要が多いことも特徴です。

業務独占資格	資格を持っている人だけが行える業務がある資格 資格を持っていない人が業務をやると法律違反 専門性が高く、試験の難易度が高い （弁護士、公認会計士、司法書士など）
名称独占資格	資格を取得した人だけが、肩書きを名乗れる資格 資格を持っていないとできない業務はない 肩書きがあるため、信頼度は高い （栄養士、保育士など）
必置資格	事業を行うときに資格保持者を置くことが法律で決められている資格 （宅地建物取引士、登録販売者、衛生管理士など）

国家資格も国家検定も国や地方公共団体がおこなっていて、信頼性が高いものなので、今回はあわせてご紹介しますね。

じつは、かんたんに取れる国家試験もある

国家資格というと、医師や弁護士などむずかしい試験をイメージするひとも多いかもしれません。

ですが、国家資格・国家検定は合計400以上もの種類があり、なかには1ヶ月で合格が目指せるものもあります。

• 資格制度一覧（303制度）（参考：総務省）
• 技能検定職種（131職種）（参考：厚生労働省）

簡単に取れる国家資格も意味あり

こんな風に思う人がいるかもしれませんが、意味あります。

資格は、国があなたのスキルを証明してくるものです。

履歴書に職歴だけを書くより、資格があったほうが信頼感が増しますよね。

また、一言に簡単といっても、1ヶ月で合格が目指せるものもあれば、ほかの国家資格に比べれば簡単というものまでいろいろあります。

あなたにあった資格取得を目指ししましょうね。

とはいえ、資格だけが選択肢ではありませんよ。

【女性が比較的簡単に取れる国家資格】おすすめ10選

食品衛生責任者【講習だけでOK】

食品衛生責任者は、カフェなど飲食店を経営したい人には必須の資格です。

飲食店を営業するときは、1人以上の「食品衛生責任者」を設置しなければいけません。

食品衛生責任者は、だれでも指定の講習をうけるだけでなれます。

調理師、製菓衛生師、栄養士などの資格をもっているひとは、講習を受けなくても申請だけで大丈夫ですよ。

また、資格をとれば他府県でも有効で、更新制度もない自治体がほとんどです。

資格名	食品衛生責任者
受講時間	6時間
受講料	約10,000円（自治体によって異なる）
資格申請費用	約2,000円（自治体によって異なる）
問い合わせ先	各市区町村

防火管理者【講習だけでOK】

防火管理者とは、火災予防に必要な対策を推進する責任者のこと。

消防法で、学校や病院などたくさんの人が出入りする建物では、防火管理者を選任しなければいけないと決まっています。

防火管理者には「甲種」「乙種」の2種類ありますが、どちらも講習を受講することで資格がとれますよ。
（効果測定で理解が不十分だと判断された人は、補講あり）

	甲種	乙種
受講時間	10時間（2日間講習）	5時間（1日講習）
受講料	8,000円	7,000円
問い合わせ先	一般財団法人　日本防火・防災協会

ウェブデザイン技能士3級【勉強時間：30時間～】

ウェブデザイン技能検定は、Webサイトをつくるのに必要な知識やスキルが身につきます。

Web業界唯一の国家検定で、Webデザイナーとして活躍したい人におすすめ。

学習時間が約30時間と短く合格率も高いので、1ヶ月でも合格が目指せます。

Webデザイナーは、インターネットとPCがあればどこでも仕事ができるので、フリーランスや在宅勤務を希望する女性に人気の仕事ですよ。

Webデザイナーの仕事って？

デザイナーと聞くと、イラストやデザインを作成する仕事を思いうかべる人も多いかもしれません。

Webデザイナーの仕事はそれだけではありませんよ。

Webデザイナーは稼げる？

求人ボックスによると、正社員の平均年収は464万円です。

日本人の平均年収440万円と比べると、やや高めですね。

ただし、比較的新しい職種のため20〜30代が多く、ボリュームゾーンは330万円〜390万円。

ディレクターやプロデューサーにキャリアアップすると年収もあがります。

Webデザイナーはどんな人が向いてる？

逆に向いていない人は、こんな人です。

まとめると、クライアントに合わせた柔軟な対応ができる人が向いています。

資格名	ウェブデザイン技能検定3級
受験資格	なし
受験費用	【学科】6,000円 【実技】8,000円
学習期間	約30時間
試験日程	年4回（2、5、8、11月）
合格率	約60～70％
問い合わせ先	特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会　検定事務局

危険物取扱者乙種第4類【勉強時間：40時間～】

危険物取扱者は、ガソリンや軽油など危険物を取り扱うのに必要な資格です。

ガソリンスタンドや化学工場などで必要とされます。

乙種第4類は、受験資格がなく、身近な石油類などが取り扱い対象になってるため、実用性の高い人気資格です。

基本情報技術者【勉強時間：50時間～】

基本情報技術者は、ITを活用したサービスやシステムをつくるときに必要な知識や技術が身につきます。

ITエンジニアとして活躍したい人が、まず受験する資格です。

基本情報技術者の勉強時間は、約200時間。

ただし、情報処理の知識がある人は、50時間程度でも合格可能です。

また、2023年3月からはいつでも受験が可能となったため、いつからでも始められますよ。

ファイナンシャルプランニング技能士3級【勉強時間：80時間～】

FP(ファイナンシャルプランナー)は、家計にまつわるお金の専門家です。

税金、保険、年金、住宅ローンなど人生にかかせない知識が幅広く学べます。

仕事だけでなく家計管理にも使えるので、主婦におすすめの資格です。

3級であれば、学習時間が80時間～と1ヶ月でも合格を目指せます。

ITパスポート【勉強時間：150時間～】

ITパスポート試験は、ITを使うときに必要な基礎知識が問われる試験です。

具体的にはこのような問題が出題されます。

答えはウの「デジタルトランスフォーメーション」

IT化が加速するなか、ITパスポート試験は「仕事をするために最低限必要な知識」とも言えます。

学習期間は、平均150時間ほどで、IT知識がある人なら約100時間で合格が目指せますよ。

宅地建物取引士【約300時間】

宅地建物取引士は、不動産取引の専門家です。

マンションや住宅の営業さんがもっていることが多い資格ですね。

このため不動産会社や不動産管理会社への転職に有利になります。

最近は、きめ細かな接客ができる女性の採用も増えているんですよ。

つぎのような理由により、宅地建物取引士の需要は多く、人気がある資格です。

• 不動産会社の従業員5人に1人以上は、宅地建物取引士の設置が義務づけられていること
• 宅地建物取引士しかできない仕事があること

需要の多い資格ですが、学習時間は約300時間（1日2時間で5ヶ月）と比較的取りやすい資格です。

ただし、合格率が15～18%程度なので、だれでも受かるというわけではありません。

登録販売者【学習期間：約400時間】

登録販売者は、薬剤師がいなくてもドラッグストアや薬局でかぜ薬などの一般用医薬品の販売ができる資格です。

ドラッグストアの増加やコンビニでも医薬品を取り扱うようになってきたので、これからも必要とされる資格ですね。

学習時間は約400時間（約7カ月）、受験資格がなくだれでも受験できるため、比較的取りやすい資格です。

行政書士【約500時間～】

行政書士は、「官公署などに提出する書類の作成」や「官公署への書類提出の代理」をする資格です。

たとえば、建設業をはじめるときの「建設業許可申請書」や相続があった時の「遺産分割協議書」などの書類を作成・提出します。

また、年齢に関係なく働くことができ、まだ女性が少ない資格なので女性がもっていると強みになります。

就職先は、法律事務所や行政書士事務所がメインで、独立開業も目指せますよ。

受験資格がないうえに、士業のなかでは学習時間が短いのが特徴です。

資格名	学習時間
行政書士	約500～1,000時間
社会保険労務士	約800～1,000時間
中小企業診断士	約800～1,000時間

【女性が比較的簡単に取れる国家資格】よくある質問

【女性が比較的簡単に取れる国家資格】まとめ

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簡単に取れる国家資格でも意味はあります。

ただし、「簡単に取れるから国家資格だから」ではなく

• スキルを証明できるから
• 仕事のスキルアップになるから

資格取得を目指ししましょうね。